YU-A |
頑張ってる彼に対して“何もできないけど見守ってるよ”っていう彼女からの目線で書いた曲になっていて、“頑張ってる人に聴いてもらいたい”っていう気持ちを込めました。自分自身も今、戦いながら前に進んでいるので、みんなを応援したいし、友達、家族、どういう関係性であれ、幅広く共感できる曲だと思います。 |
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確かに男性から見てもすごく共感できます。特に“いつも戦ってる”っていうサビのフレーズは、グッときますね。 |
YU-A |
この間リリースした「CHANGE」も目線は違うんですけど、自分と戦っている曲で、アルバム全体を通して、戦っている曲が多いんです。それは後で気付いたんですけど(笑)。でも、それは私だけじゃなく、みんな壁にぶつかりながら前に進んでいるからなんだと思うんですよね。 |
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“私ちゃんとわかってるよ”っていうフレーズも印象的ですね。 |
YU-A |
頑張ってても認められないことって多いじゃないですか?そんな時に“ちゃんと見てるよ”っていうメッセージを投げかけてあげることで、持ち直すことができると思うんです。みんなそれぞれそういう大切な人がいると思うし、そういう人を大切にしてほしいっていう思いも込めています。 |
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「見守っていたい」のミュージックビデオを拝見しましたが、曲の世界観が見事に反映された内容になってますね。 |
YU-A |
今回、私のファンクラブが出来て、“ミュージックビデオに出てもらいたいお笑い芸人は?”という投票を行ったんです。結果、ライセンスの藤原さんが1位になって出演していただいたんですけど、自分以外の人がミュージックビデオに出演することは初めてで、それもひとつの挑戦でしたね。藤原さんの絶妙な間だったり、リアルな演技がすごく素敵で(笑)、この曲がより伝わり易くなっていると思います。 |
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YU-A |
19、20歳くらいの時にライブで一緒になったことがあって、すごくパワフルでカッコよくて、勝手にシンパシーを感じていたんです。それでオファーしたんですけど、今回、制作期間が一週間しかなかったんですよ。その中で一曲出来たのは、奇跡でしたね。 |
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「SAPPORO」は、YU-Aさんの地元の札幌をうたった曲ですが、言葉遊びが印象的な曲ですね。 |
YU-A |
札幌の曲は“いつか作りたいな”と思っていて、“思い出の場所だったり、よく行った場所を歌詞に入れよう”と思っていたんです。たとえば「SAPPORO」の歌詞の中で“ビックリドンキー”ってありますけど、バラードだと絶対使えないじゃないですか?でもラップだったら、言葉遊びとして使えるし、うまい具合にハマったので、面白い曲になってると思います。 |
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札幌の魅力ってどこだと思いますか? |
YU-A |
やっぱり食べ物が美味しいし、空気が澄んでるし、当時は大嫌いだった雪も、たまに帰って見ると“綺麗だな”って思いますね。あと地元っていう意味では、実家にいるおじいちゃんやおばあちゃんに会えたり、青春を一緒に過ごした友達に会ったりする時間は、東京にいるとまったく無いので、自分が置かれている世界と違う話を聞くと新鮮だし、色んな事を気付かせてくれますね。 |
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「I believe in myself」は、初めて作曲に挑戦されていますよね。作曲をすることになったきっかけは? |
YU-A |
前回のアルバムを作ってから、“次のアルバムでは作曲したい”ってずっと言い続けていたんです。そんな時、スタッフさんがパソコンでトラックを流していて、なんとなく聴いてたらそれがすごく好きなテイストの音だったんで、それをいただいて、メロディーを作ったんです。作曲も一つの挑戦なので、今後はもっと勉強していきたいですね。 |
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「Fighting Girl」は、アルバムの中で一番明るくポジティブな曲ですね。 |
YU-A |
そうですね。この曲は、“頑張ってる女の子を応援したい”っていう純粋な思いから書いた曲で、“明日のために今日があるなら頑張るしかない”っていうメッセージを込めて作りました。実は私は、もう30代のことを考えているんですよ(笑)。素敵な歳のとり方をしたいので、そのために20代を大切にしたいですからね。 |
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アルバム「2 Girls」は、どんな人に聴いてもらいたいですか? |
YU-A |
やっぱり頑張ってる人や何かに向かって走ってる人に聴いてもらいたいですね。そういうメッセージがたくさん込められているアルバムになってるし、私はそういう人が好きだから、一緒に上がっていきたいなって思います。あと、CDのジャケット写真やファッションも楽しんでもらえると思うので、やっぱり女の子には聴いてもらいたいですね。 |
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歌詞という点で、影響を受けたアーティストは? |
YU-A |
デビューするきっかけになった「願い」を書いてくれた童子-Tさんの詞は、“凄いな”と思いますね。男性なのに、女の子以上に女の子らしい詞があの風貌で書けるんですよ(笑)。言葉の言い回しだったり、語尾だったり、ちょっとした表現が素晴らしいと思いますね。あとは、DREAMS COME TRUEの吉田美和さんは、言葉の選び方が斬新で面白いし、最後に“あぁ、そう来るんだ!”みたいなところも好きですね。 |
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ご自身の音楽を通して伝えたいことや“YU-Aさんらしさ”って何だと思いますか? |
YU-A |
私のまわりのシンガーの人って、優等生が本当に多いんですよ。勉強が出来る人も多いし…。そういう中で“私は?”って思った時に、私はろくに勉強もしてこなくて、「CHANGE」でも歌っているんですけど、“今更自分に足引っ張られて…”っていう状態もあったりして、本当に劣等生なんです。なので、色んなところにコンプレックスがあるんです。 |
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それは意外でした。 |
YU-A |
でも今思うのは、優等生があーいう歌が歌えるなら、ネガティブからのポジティブというか、コンプレックスが多い私だからこそ、歌える歌があると思うんです。劣等生代表で歌っているという思いも正直あります。 |
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これまで恋愛の曲を多く書かれていますが、YU-Aさんの恋愛観を教えてください。 |
YU-A |
尊敬できることが一番ですね。お互いに高め合っていける関係じゃないと今は付き合えないし、恋愛と仕事はくっついてるというか、恋人と会ってる時でも仕事の話はする方ですね。 |
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“仕事は仕事”“恋愛は恋愛”って立て分ける人も多いですよね? |
YU-A |
私は無理なんですよ。ずっーと仕事なんですよ。息抜きもしたいんですけどお酒も飲めないので、悩むのが趣味みたいになってるんです。だから仕事の話はしたいし、相手の仕事の話も聞きたいですね。 |
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恋愛は積極的なんですか? |
YU-A |
食べ物のメニューとかすごく悩むし優柔不断なんですけど、思ったことはすべて言っちゃう性格なので、好きになったら付き合うまでは結構早いですね。別れる時は私が違う人を好きになって別れることが多いので(笑)、前の人はバッサリと斬っちゃいます(笑)。 |
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それでは、最後に「歌ネット」を見ている人にメッセージをください。 |
YU-A |
「2 Girls」は、戦っている曲がたくさん入っていて、素敵なアルバムになっています。歌詞を見て曲を聴いてもらうと、さらに曲を好きになってもらえると思うので、ぜひ歌詞を見て曲を聴いてみてください。 |