2010年10月6日、シングル「ギンモクセイ」でCDデビューを果たしたシンガーソングライター“曽根由希江”。待望の2ndシングルは、渡瀬恒彦主演の大人気シリーズ テレビ朝日系全国ネット連続ドラマ「おみやさん」の主題歌「HOME」!

 つらいことがあっても、傷ついても、そこに帰れば、ちょっと楽になれる。帰るところがあることの幸せ。そんな、ともすれば忘れがちな日常の大切さを歌ったハートウォームなナンバー!

 歌ネットでは、そんな話題の作品を、リリース前にいち早くお届けします!歌詞を読んで、曲を聴いての感想、曽根由希江さんへのメッセージなど、ドシドシ書き込んで下さい!

  
 
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まずは音楽との出会いを教えてください。
曽根 3歳の時にクラシックピアノを始めたのが最初の出会いで、幼稚園の頃になると、母が持っていたカーペンターズやビートルズのCDを聴くようになりました。英語の意味は分からなかったんですけど、大好きでいつも歌っていました。
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絶対音感をお持ちと伺いましたが、いつ頃からなんですか?
曽根 いつからかはハッキリと分からないんですけど、当時ヤマハ音楽教室に通っていて、先生が弾いた音をすぐに弾く試験には、強かったんです。多分、そこで鍛えられたんだと思います。
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学生時代は音楽はやられていたんですか?
曽根 中学生の時に、Kiroroさんの「長い間」の譜面を買って、弾き語りをしたり、作曲したりしていました。ただプロとしてやっていく自信はなかったので、“なりたい!”なんて決して言わなかったし、心の奥底に秘めていました。
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それからプロを目指そうと思うようになったきっかけは?
曽根 大学生の時、初めて文化祭で友達と“ステージで何かやろう”っていうことになって、私が高校生の時に作った曲を披露したんです。そしたら、友達に“凄く良かったよ”って言われたんです。それは嬉しかったんですけど、“「良かった」ってどういう意味なんだろう?”って思っちゃったんですよ。
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それはどういうことですか?
曽根 「良かった」っていうのは、ステージで演奏したことに対してなのか、それとも曲に対してなのか、を考えた時に、“曲を作るっていうことは、相手の心に届かなくちゃ意味がない。「良かった」って言われるくらいじゃ、曲を作る意味がないのかもしれない”って思ったんです。それからは、プロが作る音楽はどういう音楽なのかを意識して音楽を聴くようになって、“プロを目指してみたい”って思うようになったんです。
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そんな大学時代にラジオパーソナリティーのオーディションを受けたんですよね。それはどうしてですか?
曽根 プロになるためにオーディションを受ける中で、今の事務所に入ったんですけど、たまたまラジオのパーソナリティとテレビのリポーターのオーディションのお話をいただいて、運よく合格したんです。それで、まずはこちらの仕事を先にやることになったんです。
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実際にやってみていかがでした?
曽根 とても楽しかったですし、勉強になることもたくさんありました。何より“私っておしゃべりだったんだ”が、ラジオをやるようになって分かって(笑)。ラジオも音楽も、人の心に届けられるか、心を触っていけるかっていうことが目的で対人間のものなので、とても似ているなっていうことは感じましたね。
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音楽とは違う方向に行くことに焦りはなかったんですか?
曽根 自分の軸がブレるんじゃないか、という不安はありましたね。だから、自分が本当にやりたいのは音楽なんだ!っていう気持ちを忘れず活動していました。
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そこからどういう流れで、CDデビューへと繋がっていったんですか?
曽根 デビュー前にライブをして、その中の「ギンモクセイ」と言う曲がラジオリスナーさんからの反響がもっとも多くて、その皆さんからの声援のおかげでCDデビューに繋がりました。
 
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「HOME」のテーマを教えてください。
曽根 私の永遠のテーマでもあるんですけど、“人と人の絆”を歌いたくて書いた曲です。
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このテーマで曲を書こうと思ったきっかけは?
曽根 この曲は、デビューする前に作った曲なんですけど、たまたま家族で団欒している時があって、昔行った旅行のビデオを観る機会があったんです。そしたら、そこにはビックリするくらい笑顔が溢れていたんですよ。それで今の状況を考えた時、家族でご飯を一緒に食べることもなくなったし、会話も減ったし、母とはよくケンカするし…。前はこんなに愛に溢れていたのに、それを大事に出来ていなかったのは私なんだ、って気付いたんです。安心できる場所、帰れる場所は人が作るものだし、その絆をいつも大事に持っていないといけないんだ、っていうのを感じて、曲を書いたんです。
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そんなエピソードがあったんですね。
曽根 ただ家族をテーマにはしたくなかったんです。私にとってもちろん家族はあたたかい場所なんですけど、たとえばリスナーさんとかHOMEのような場所は他にもあったので。
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「言葉の少ない あなた」「不器用で 優しいあなた」というフレーズがありますが、具体的なイメージ像はあったんですか?
曽根 安心できる場所、帰れる場所って、あんまり言葉を必要としないと思うんです。言葉が少なくても伝わっているのがHOMEなんだと思うので、イメージは父に近いのかもしれないですね。
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でも普段は、そのありがたさに気付かないことが多いですよね。忘れないために心掛けている事はありますか?
曽根 曲の歌い出しに「おかえり ただいま」ってあるんですけど、挨拶ですね。当たり前の事なので、普段は感じないですけど、挨拶が持つパワーって凄いと思うんですよ。大事にしてる気持ちがあった上で出る言葉って、それだけで安心感のある空間を作るじゃないですか。なので、挨拶は気を付けています。
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「誰かを愛して 愛し抜いてゆくために どれほど覚悟がいることかわかったから」というフレーズには、どのような思いが込められているんですか?
曽根 今やっているラジオが夜中の生放送なんですけど、母とケンカした後に収録に行ったことがあったんです。“言い過ぎちゃったな”って思いながら収録を終えて家に帰ったんですけど、そしたらラジオの音が聞こえてきたんですよ。そこには母がラジオをつけたままソファーで寝ていて、私のラジオを聴いてくれてたんです。机には「おかえり」っていう置き手紙とココアが置いてあって、それを見た時“私また同じこと繰り返してる”って申し訳ない気持ちになったんです。信念や覚悟って持ち続けなくちゃ相手に伝わらないし、愛していけないものなんだって凄く感じて、それがこのフレーズに込められています。
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「HOME」は、ドラマ「おみやさん」の主題歌ですが、決まったって聞いた時はいかがでした?
曽根 とにかくビックリしました。「おみやさん」のために書き下ろし曲ではないんですけど、「おかえり ただいま 帰る場所がある」っていう歌詞が「おみやさん」と共通するって言っていただけたので、凄く嬉しかったです。
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「HOME」はライブですでに披露されたんですよね?
曽根 デビュー前に一回だけ歌いました。
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その時の反響はいかがでした?
曽根 そのライブでは自分の持っている曲を何曲か歌って、一番反響が多かったのがデビュー曲の「ギンモクセイ」で、その次に多かったのが「HOME」だったんです。そのライブ以来、一度も歌っていないので、「あの時の曲だ」って気付いてる方もいるかも知れないですね(笑)。
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今、この日本の状況で「HOME」をリリースされますが、歌詞の内容が心に響くと思いますよ。
曽根 実は「HOME」のピアノのレコーディングをしている時に地震が起きたんです。正直、自粛しなくちゃ、っていう気持ちもあったんですけど、自粛し過ぎて世界が止まってしまうのも良くないし、何が起きたって私の伝えたいことは変わらないから、みんなに歌っていけるようにならなきゃ、っていう気持ちが今は強いです。
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「HOME」は特にどんな人に聴いてもらいたいですか?
曽根 寂しい思いをしている人ですね。私も本当は孤独じゃないことを分かっていながら、たまに孤独なんだって感じてしまう時があるので、そういう思いをしてる人に聴いてもらいたいです。“愛はすぐそばに溢れている。決して一人じゃないよ”って伝えたいですね。
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普段どのような流れで曲作りをされているんですか?
曽根 まず大きなテーマを決めます。それからピアノに向かってメロディーを作って、言葉を乗せていくことが多いです。
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曲作りの作業では一番どこで苦労されますか?
曽根 メロディーに歌詞をはめる時に両方修正していくので、それが大変です(笑)。
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詞を書く上で大切にしていることは何ですか?
曽根 昔は、自分の気持ちをただぶつけていたんですけど、今は必ず相手のいる歌にしています。たとえば、それが友達であったり、リスナーさんであったり、相手に何かを言う歌詞にするようにしています。
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歌詞が出来やすい場所や時間帯はありますか?
曽根 時間帯は夜中が多いです。場所はソファーの上で書いています。ソファーのある部屋のそばに父と母が寝ているんですけど、家族がいる空間で一人作業しているのが好きです(笑)。
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歌詞は、恋愛より日常に焦点を当てた題材が多いですよね?
曽根 はい。学生時代は恋愛のことばかりを書いていたんですけど、今は、学生時代のように恋が楽しいとか、恋に恋い焦がれたりはしなくなりましたからね。それより自分自身の葛藤だったり、夢に対する思いの方が強いので(笑)。でも本当は書きたいんですよ。でもテレがあるんです(笑)。
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じゃあ恋愛に対しては、あまり積極的な方じゃない?
曽根 確かに恋愛はあまり重視はしないかもしれないですね(笑)。もちろん女の子同士で集まればガールズトークはしますよ。でも、夢を熱く語ることの方が好きです(笑)。
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でも女の子同士で夢を語る機会ってあまりないですよね?
曽根 あんまりないですけど、たまに熱い子と話すと“今、壁にぶつかってて…”っていう話になるんですよ(笑)。私の親友は、いわゆるキャリアウーマンで、今、彼氏もいないので、話す内容は夢についてが多いですね。
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言葉の情報源は主に何ですか?
曽根 特に意識はしていないですけど、色んなことに興味があって、特に芸術鑑賞が趣味なんです。そういうところで得たものが、詞を書くときにバッと出てくるんだと思います。
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他のアーティストさんの歌詞は普段から見たりしますか?
曽根 昔は洋楽を聴くことが多かったので、本気でプロを目指まではメロディー重視だったんです。もちろんプロを目指してからは、色んなアーティストさんの歌詞を見るようになりましたけど、見過ぎると真似になっちゃう部分もあるので、そこは気を付けています。
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では、歌詞が共感できるアーティストは?
曽根 松任谷由実さんや竹内まりやさん、吉田美和さんは、凄い発明をされたなって思います。あと、こう見えて意外とロックも好きで、RADWIMPSさんの歌詞は凄く好きです。特に「me me she」の“僕が例えば他の人と結ばれたとして 二人の間に命が宿ったとして その中にもきっと 君の遺伝子もそっと まぎれこんでいるだろう”っていう表現は、本当に凄いと思いますね。
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ラジオパーソナリティーやテレビ、雑誌の連載など様々な活動をされていますが、音楽への影響はあります?
曽根 特にラジオのリスナーさんの影響は大きいです。それぞれの生き方や生活をラジオでたくさん知れるので、こういう人に向けて曲を書きたい、っていう衝動に駆られることが多いです。
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これからは挑戦したいことはありますか?
曽根 ラジオをやって声を届ける楽しさを知ったので、ナレーションに興味があります。あと、ミュージカルもやってみたいですね。
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それでは、最後に「歌ネット」を見ている人にメッセージをください。
曽根 音楽の歌詞って凄くパワーがあると思います。私はラジオをやっていて、言葉の大切さや重みを知っているので、色んな歌詞を見て、一緒に言葉を大切していきましょう。

曲を聴いて、歌詞を読んでの感想、曽根由希江さんへのコメントは締め切りました。
たくさんのコメント有難うございました。
 
コジ・コジ さん 2011年05月30日 03:28 AM
話してる時と歌っている時の声のギャップが
彼女の魅力だと思います。
特に歌声は優しく包み込んでくれる様な感じで
沢山の人に聴いてほしいと思います。
SON☆SKI さん 2011年05月26日 08:11 PM
「HOME」CDの発売待ちきれなくて、レコチョクでゲットしました。
もちろんCDも買いますよ!
山野楽器インストアイベント楽しみにしてます。
「PON!」見ました。可愛かった〜…。DAISUKI
匿名 さん 2011年05月16日 07:35 PM
歌ネットのパワープレイおめでとうございます。(笑)

色々なところに、「そばにいること… 忘れないで…」が出ていて、頭から離れない!
また、歌ネットの専属ライターの「梵」さんも、曽根由希江〜『HOME』のことを書いていましたよ。
http://www.uta-net.com/user/writer/writer_review.html?menu=9&page=0&RID=4779

もっと沢山の人たちに、素敵な歌を聞いてもらいたいです。
ラジオもいつも聞いています。体に気をつけてがんばってください!!
みっく☆ さん 2011年05月16日 11:46 AM
やさしい感じの声が素敵ですね。
曲もきれいなメロディで耳に残りました。
カエラ さん 2011年05月15日 00:33 PM
ブランチに出ている方ですよね。
こんなに澄んだ歌声をされているんですね。
しかも、自分で曲を作られているなんて素敵です!
頑張ってくださいね!!
 
 


曽根由希江
(そね ゆきえ)

2010年10月、シングル「ギンモクセイ」でCDデビュー。澄んだ歌声と優しいメロディーが幅広い世代で支持されている。また音楽活動以外にも、ラジオパーソナリティーやテレビなどマルチに活躍している。

Official Site
Official Blog「家族全員O型です。」

2nd single「HOME」
2011年5月25日発売
初回生産限定盤(CD+DVD)
MUCD-9023 \1,600(税込)
通常盤(CD)
MUCD-5189 \1,260(税込)

<収録曲「初回生産限定盤」>
1. HOME
2. 会いたい
3. ギンモクセイ‐弾き語りバージョン‐
4. HOME‐Vocal-less Track‐
5. 会いたい‐Vocal-less Track‐

<収録曲「通常盤」>
1. HOME
2. 会いたい
3. Close to you ‐弾き語りバージョン‐
4. HOME‐Vocal-less Track‐
5. 会いたい‐Vocal-less Track‐

曽根由希江 歌詞一覧


曽根由希江の好きなフレーズ


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