2009年4月公開映画「クローズZEROII」の劇中歌に「KAZENINARE」が抜擢され、今、注目を集めているバンド“ジルバ”。昨今の音楽シーンには稀有な「熱い」ロックを奏でる彼らが、ついにデビューアルバムをリリース!

 石橋凌(俳優/ミュージシャン)や髙橋ヒロシ(漫画家)などが、“最高にイカシテル”と大絶賛!ジャズ、ブルース、ファンクなど、幅広い要素を取り入れた「日本語ロックンロール」、そして声・音から溢れ出る強烈な個性が最高にカッコイイ!

 歌ネットでは、そんな話題の作品を、リリース前にいち早くお届けします!歌詞を読んで、曲を聴いての感想、ジルバへのメッセージなど、ドシドシ書き込んで下さい!



 
――― まずはバンドの結成について教えてください。
逸見 それぞれに別々で活動していたバンドが解散して、僕はソロで活動していたんですけど、その時に集まったサポートメンバーが今のメンバーで、それから2年経った2005年の春に、“そろそろバンドにしないか?”とメンバーが言ってくれたので、心よく承諾した感じです。
宇佐美 結婚ですね。“そろそろ籍を入れようぜ”みたいな感じで(笑)。
――― 「ジルバ」というバンド名になった経緯は?
宇佐美 バンド名を決めるために、一人20個くらいの候補を挙げたんですよ。代表的なもので言えば…。
逸見 「今時レジェンド」っていうのもあったし、あと「鮫肌8mm」なんていうのもあったよね(笑)。みんな真面目に「それがいい!」って言ってたんですよ。
宇佐美 響きとか意味合いを重視していたんですけど、なぜ「ジルバ」になったのかといえば、「~ジルバ」とか「ジルバ~」っていう候補があって、それが削ぎ落とされて「ジルバ」になったんだと記憶してます。
渡邊 なんでそこちゃんと言わないんだよ。「いぶし銀ジルバがいい」って言ったんだろう(笑)。忘れたとは言わせないよ!
全員 (爆笑)。
――― ジルバさんといえば、4月に公開された映画「クローズZEROII」の劇中歌に「KAZENINARE」が起用され、話題を呼びましたよね。
逸見 「クローズ」自体の色も自分達に合っていたし、とりあえず“戦い”というイメージがあったので、そのイメージで曲を作りました。お陰で色んなところで取り上げていただくことが出来、いい経験になりましたね。
和泉 歌詞を書いた本人(逸見)は、「クローズ」の名前は知っていたみたいですけど、原作は読んでなかったみたいですよ(笑)。
――― 先日、月刊少年チャンピオンにて連載が再開された「WORST」の中で、「KAZENINARE」の歌詞が使われましたが、事前に知らされてたんですか?
逸見 いやいやいや、事後報告ですよ(笑)。ディレクターも知らなかったんですから。チャンピオンが発売される一週間ぐらい前に、映画「クローズZEROII」の関係者の方の結婚パーティーがあったんですよ。クローズの役者さんもいらっしゃってて、そこで初めて役者さんから聞いたんですよ。
――― そうなんですか(笑)。でも嬉しい話ですよね。
逸見 もちろんですよ!普通はありえないですから。
渡邊 みんなで「髙橋さんはイキだね~」って話してました(笑)。
 
――― アルバムのタイトル「JITTERBUG」に込めた思いを教えてください。
和泉 今回フルアルバムを出させていただける機会を与えてもらえて、インディーズ時代の曲から、アルバムのために書いた曲まで、様々ミックスした思いが詰まっています。その集大成として、「ジルバ」の英語表記である「JITTERBUG」というタイトルがふさわしいんじゃないかということで、すんなり決まりましたね。
――― アルバムの中で、特に注目してもらいたい点はありますか?
逸見 頭の4曲ですかね。試聴する人は1曲目から4曲目くらいで決めると思うので、そこにすべてを詰め込んで、あとは惰性で…。
3人 いやいやいや(笑)。
――― 「デーマゴーグ」のPVを観させていただきましたが、とにかくカッコいいですね。この曲で伝えたいメッセージは何ですか?
逸見 “なんとなく”とか“だらだら”っていう雰囲気が、今、日本全体に蔓延してると思うんですよ。そういう雰囲気を打破したくて、もっと意思を持って何事に対しても動けるように、判断できるようになったら、国としても文化としても活気づくんじゃないか。そういう思いを歌ってます。
――― 「デーマゴーグ」はニュースを観ている状況で描かれていますが、他の曲でも、「GNP」や「CO2」などのワードが出てきます。ニュースはよく観られるんですか?
逸見 情報源はわりと活字が多いんですけど、今、世の中で何が起きているのかを知らないと生きてる意味がないので、色んなところにアンテナを張るようにはしていますね。
――― バンドの音楽哲学について“有限無限”という言葉を使われていますが、詳しく教えていただけますか?
逸見 物事は有限なわけじゃないですか。情けない話、ノストラダムスの予言で、21世紀を迎える時に、それを信じてしまったんですよ。ものすごく恐くなって、地球が自転、公転していることが当たり前に思えなくなってきて、「ひょっとしたら止まるんじゃないか?」「止まったとき人類はどうなっているのか?」って考えたらパニックになってしまったんです。
  そこで生きていることに意味を持たないなんて、すごく無駄なことをしてるんだと思いましたし、今年とくに著名人の方がお亡くなりになることが多く、その時にみんなやっと気付くんですけど、そうなってからじゃ遅いなって。無限のものをもうちょっと夢見てもいいんじゃないか、そういう意味です。
――― メンバーとは普段そういう話はされるんですか?
逸見 普段はしないですけど、こういう取材の場って、メンバーの本音が聞けるじゃないですか。だからありがたいですね。
 
――― 作詞・作曲のクレジットは「ジルバ」になっていますが、制作はどういう役割なんですか?
逸見 詞は9割9分9厘僕ですね。タイトルはメンバーが作ることが多いです。あとメンバーが“この曲はこういう感じでいこう”って決めて僕が詞を書くこともあるので、表向きは喧嘩しないように「ジルバ」にしています(笑)。
――― 日本語ロックへの強いこだわりがあるそうですね。
逸見 メンバーにもよく言ってるんですけど、日本の国民だけだと思うんですよ、英詞の意味も分からずに洋楽を聴いてるのは。どこの国でも洋楽は英語の意味を理解して、歌詞を読んでいる。だからこういった歌詞サイトは素晴らしいと思いますよ。日本人だからこそ、日本語を大切にしようよ、って。
――― 歌詞の中に歴史上の人物が結構出てきますよね。
逸見 えっ、そうですか?
――― たとえば、リンドバーグやコステロ、キリスト、ミハエルエンデ、ブッダ、セナ、ライトとか…。
逸見 本当だ。全然意識はしてなかったですけど、言われると多いですね。
――― だから歌詞をよく読んでみると、“なるほどなぁ”って思えるというか、とても深いんですよね。
逸見
僕は、歌詞も“アート”でありたいと思っているんですよ、音楽なので。だからサウンドもロックといえど、ロックの中のアートを一生懸命追求してるんです。
――― なるほど。深いですね。ところで、ジルバさんの曲は、サビをメンバー全員で歌っている曲も多いですが、そのスタイルになったのは、いつぐらいからなんですか?
宇佐美 「号外デモクラシー」辺りですかね。別にスタイルとして決めたわけじゃないんですけど、「ヴォーカルを喰っちゃえ!」みたいな(笑)。あと、おいしい言葉や意味合いを強めるという意味もありますね。
和泉 僕の場合は、“歌いたい”というより、“叫びたい”“声を出したい”という方が近いかもしれないですね。
――― そういった面も含めて、ライブで特に注目して欲しいところはどこですか?
渡邊 僕の汗ですかね(笑)。それくらい熱くやってるってことです。
宇佐美 僕は見る人に対して、強制はしたくないですね。見る人がお金を払ってくれてるので、見る人の意思を尊重してあげたいというか、自分なりのライブの見方、楽しみ方を見つけて欲しいですね。
逸見 カッコいいね~。
渡邊 それ、俺言おうとしてた(笑)。
和泉 僕は“躍動感”ですかね。4人が“いいと思うもの”“カッコいいと思っているもの”をやろうよ!って感じなので、僕達が“よし!”としているものにどれだけ共感してくれるかっていう挑戦でもありますね。万人に好きになってもらうというより、何か答えが出るようなライブを発信していければいいですね。
――― それでは、最後に「歌ネット」を見ている人にメッセージをください。
逸見 ジルバは、言葉にも意思を持たせているので、このサウンドと歌詞に出会ったならば、何か感じてもらえたら嬉しいです。
宇佐美 さっき、歴史上の人物という話が出ましたけど、日本ではロックは子供に聴かせたくないっていう声も多いですけど、逆に道徳の授業で取り上げてほしいし、PTAのお母さん達にも聴いてもらいたいですね。欲を言えば、子供に聴かせたい曲で14位くらいに入りたいですね。
渡邊 僕は歌詞を見てもらって、この歌詞から連想する楽曲はどんなんだろうと想像してもらって、実際聴いたらどれだけの人がガッカリするだろうって…(笑)。
逸見 ネガティブだね~(笑)。ジルバは字面でも楽しめるバンドだと思うので、いろんな感覚で楽しんでもらえたらと思います。
――― ありがとうございました!今後も応援させていただきます!

曲を聴いて、歌詞を読んでの感想、ジルバへのコメントは締め切りました。
たくさんのコメント有難うございました。
 
しょうたろう さん 2009年12月29日 10:27 AM
特集があったなんて!!! すごくいいですよね! 世界観がたまりません。 細胞ぶっ飛びそうです。
Fai さん 2009年12月10日 07:43 PM
こんなにすごくかっこいいバンドを知ることができてよかったです!!
これから頑張ってください^^
sai さん 2009年12月09日 05:09 PM
いいわね
太陽 さん 2009年12月02日 00:35 PM
こういうバンドはやっぱりライブが見たくなりますよね。
マンボ さん 2009年12月02日 09:46 AM
PVめちゃくちゃカッコイイです!!
12月の大阪でのライブ楽しみにしています、ライブの予習でCD買います。今後、の活躍を期待しています。
 
 
ジルバ

逸見泰典/ヘンミ ヤスノリ
(Vocal & Guitar)
渡邊高志/ワタナベ タカシ
(Guitar)
和泉昭寛/イズミ アキヒロ
( Bass)
宇佐美哲男/ウサミ テツオ
(Drums)

2005年結成、4ピースロックバンド。
2009年4月公開映画「クローズZEROII」劇中歌に抜擢され、注目を集める。
楽曲のレパートリーは50を越えており、今後の活動が期待されている「熱い」ロックバンド。


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1st album「JITTERBUG」
2009年11月25日発売
JTBG-10001 ¥2,800(税込)

<収録曲>
1. 号外デモクラシー
2. オールドタイマー
3. デーマゴーグ
4. 北回帰線
5. フォーカスライター
6. サンデー
7. HORIZON -under my brain-
8. Dear Mr.リンドバーグ
9. KAZENINARE
10.スワロー
11.LONDON☆PARIS
12.ポルカ
13.焦燥歌


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