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メンバーでSNSやネットの最新情報に詳しい方は誰なんですか? |
浦田 |
日高は詳しいよね。 |
伊藤 |
そうだね。でもみんな好奇心があるから、メンバー内でも情報交換したりします。 |
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今作は、全曲小室哲哉さんが曲を提供されていますね。これまでの作品と比べて、違いは感じますか? |
浦田 |
昔、小室さんが手がけていたアーティストさんはそうだったと思うんですけど、一人の方に全曲作っていただくアルバムって最近はあまり無いと思うんですよ。今までの作品はもちろんコンセプトを決めて制作していましたけど、今回はより明確に一つの作品が作れたと思います。 |
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リード曲でもあり、シングルにもなっている「ダイジナコト」のテーマを教えてください。 |
浦田 |
"人として生きていくのに必要なものって目には見えないけど、一つなのかもしれないね"っていうことを歌った曲です。AAAの曲って背中を押す歌は多くて、最初から"負けないぜ!"っていうような歌が多かった中、この曲は、"マイナスから背中を押す歌"になっているので、より伝わりやすくなっていると思います。 |
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最初に聴いた印象はいかがでした? |
伊藤 |
最初はメロディーだけの状態だったんですけど、"なんていいメロディーなんだろう!"って思いました。特にAメロの部分を聴いた時は素直に感動しました。私は"永遠"っていう言葉があるとグッときてしまうので、サビの歌詞に引き込まれる自分がいました。 |
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ちなみに「ダイジナコト」ということで、お二人の座右の銘を教えてください。 |
浦田 |
僕はこの世界を目指した時からずっと思っているのが、"捨てられないくらいだったら、プライドは持たない"です。プライドを捨ててもいいと思えるくらい、素直な自分で歌やパフォーマンスをやりたいって常に思っています。良い意味で、自分の歌声にこだわりを持ち過ぎないというか、自分が歌いたいことと人が求めてることって違うと思うから、"なんでこの曲こんな歌い方したの?"っていわれるよりも、"曲に声が合ってるね"って言われるように色んな色に自分を変えていきたいですね。 |
伊藤 |
私は小さい頃からママに言われていた言葉で、"自分がやられて嫌なことは人にするな"です。人を傷つけることであったり、努力もそうなんですけど、"それをやっただけ返ってくる"っていうことを常に心に置いて、何事にもチャレンジしています。 |
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浦田 |
もちろん"頑張れ!"とか"負けるな!"とか単純に背中を押す言葉って大事だと思うんですけど、どこかで聴いてる側と歌ってる側の壁を感じているんですよ。"AAAって凄いよね""AAAってカッコいいよね""AAAっていつも背中を押してくれるよね"って言われますけど、"僕たちだって頑張ってるんだよ""僕たちだって辛いこと、大変なことがあって、みんなと同じなんだよ"っていうことをもっと出していきたいなって思ってるんです。「STEP」の歌詞でも"踏みだせ"って言ってるけど、"僕たちだって頑張れたんだから、君だって頑張れるよ"っていう同じ場所があるっていうことをもっと伝えたいですね。 |
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アルバムの最後に「Day by day」が収録されていますが、この曲を最後に持ってきた理由は? |
浦田 |
1曲目が「accel.」、2曲目が「PARADISE」ということが決まった段階で、自然と「Day by day」を最後に収録しようという話になりました。アルバムは人間臭いところから始まって、途中色んなストーリーが展開されて、最後の「Day by day」でさらに人間臭く終わる。アルバム1枚で1曲みたいな流れのあるアルバムになったと思います。 |
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今作は3形態でのリリースですが、CDの他についてくるDVDはAAAさんにとって大切なんですよね? |
浦田 |
そうですね。今回は、ライブDVD付きの形態があるんですけど、去年横浜アリーナでアニバーサリー+「逢いたい理由」購入者限定ライブをやらせてもらったんですけど、"せっかくデビュー5周年のライブをやるんだったら、デビュー曲順にやってみよう"っていうことになったんです。そのライブの模様が、今回DVDに収録されています。 |
伊藤 |
ライブでデビュー曲から順番にやるなんて、全然曲調も違うのによく繋げられたなって今でも思います。面白いライブになったし、ファンの人からしても"懐かしい!"っていう気持ちになってもらえると思うので、是非ライブDVDが付いているCDを手に入れてもらえればと思います。 |
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アルバムは、どんな人に聴いてもらいたいですか? |
浦田 |
今回のアルバムは人間味溢れるアルバムになっているので、年齢男女関係なく、聴いてもらいたいですね。 |
伊藤 |
タイトルが「Buzz Communication」なので、聴いた方が"これ聴いてみてよ"って、友達に勧めることでまた新たなコミニュケーションができると思うので、人と人を繋ぐ架け橋になりたいし、なれたらいいですね。 |
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AAAさんは、メンバーそれぞれでソロ活動を積極的にされていますよね。 |
浦田 |
はい。僕は、AAAでもソロでも、とにかく歌いたいタイプなので、"どちらでも歌いますよ"っていうスタンスで活動しています。 |
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やっぱり他のメンバーのソロ活動には、刺激を受けますか? |
伊藤 |
もちろん受けますよ。リーダー(浦田)に関しては、この間、ソロでCDを出しましたけど"一人だけ名前あがっちゃって!"って(笑)。でも、素直に"凄いな"って思いますし、今、そう思えるようになったのも、デビューして5年経ったからですかね。 |
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伊藤さんは今後どのようなソロ活動をしていきたいですか? |
伊藤 |
私はメイクだったり、ファッションが凄く好きなので、同世代の女の子たちが喜ぶようなお仕事をやっていけたらいいなと思っています。 |
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作詞に挑戦しようという思いはありますか? |
浦田 |
是非、5年前のブログから、遡って見てやって下さい(笑)。 |
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AAAさんは、曲によって、歌い分けを変えていますが、どのように決めているんですか? |
浦田 |
曲のイメージやバランスをディレクターさんと話し合いながら決めることが多いですね。男性の力強さと女性の力強さって違うんですよ。「負けない心」では、女性がメインで歌っているんですけど、そっちの方がより力強さが出ると思ったんです。AAAは色んな使い分けができることが一番の武器だと思います。 |
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メンバーはどんな人なのか教えていただきたいのですが、まずは浦田さんはどんな人なんですか? |
伊藤 |
実はリーダーと私は親戚かもしれないんですよ。一昨日、私のママが私の家に泊ったんですけど、"やっぱチーちゃん、直也っちとは親戚かもしれない。おじいちゃんのお父さんの旧姓が「浦田」なのよ"って言ってたんですよ。思い返してみると、素直に本音で話せるのがリーダーだったし、私のことを分かってくれているのもリーダーなのかなって思います(笑)。 |
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では、伊藤さんは? |
浦田 |
千晃はプライドも高く、女の中の女だけど、メンバーの中では一番素直だと思います。自分がやりたいことなどの人生設計も、一番理想的な進み方をしてると思いますね。 |
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では、西島さんは? |
伊藤 |
にっしーは、甘えん坊だと思います。"にっしー"って呼ぶと、"何、何"って嬉しそうに寄ってくるんですよ。でもたまにテンションが上がり過ぎて、暴走した時に、"もう知らない"って言うと、すぐ凹んじゃうんです(笑)。 |
浦田 |
"お姉さん限定の弟キャラ"ですね(笑)。年上の女性からは"弟にしたい"って言われるけど、年上の男からすると弟にはしたくないタイプですね(笑)。 |
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では、宇野さんは? |
伊藤 |
宇野ちゃんは、"おつぼねキャラ"ってみんなにからかわれているんですけど、意外と一人になると淋しがり屋なのかなって思います。 |
浦田 |
一言で言うと"強がり"だよね。自信があることと無いことの差が分かるので、メンバーの中では一番分かり易いかなって思います。 |
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では、日高さんは? |
伊藤 |
適当に見せたがっている(笑)。 |
浦田 |
そう。本当は真面目なのに、チャラく見せてるというか、たとえば、本当は家でテストを勉強してるのに、"マジで全然勉強してないよ"っていうタイプ(笑)。努力してる姿を見せたくないんでしょうね。 |
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では、與さんは? |
伊藤 |
最近、変わったよね。凄く大人になった気がする。 |
浦田 |
デビューは16歳だったよね?変な言い方をすると同情する部分もあるんですよ。16歳から22歳って一番色んな経験をする時期じゃないですか。その時期にこういう仕事をしてるっていうことは、普通の人が当たり前に経験することをできてなかったり、逆に普通の人が経験できないことを経験しているので、迷う部分もあると思うんですよ。 |
伊藤 |
周りの状況は関係なく自分の意見をはっきり言うし、好きなことには真っ直ぐだよね。良くも悪くも素直だよね(笑)。 |
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では、末吉さんは? |
浦田 |
少年、犬(笑)。 |
伊藤 |
九州男児(笑)。 |
浦田 |
自分の好きなことには、尻尾振って食いつくタイプだけど、嫌いなことには、見向きもしない。ザ・九州男児(笑)。 |
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それでは、最後に「歌ネット」を見ている人にメッセージをください。 |
浦田 |
AAAの曲は前向きな曲だったり、素直に誰もが感じる気持ちを言葉にしているので、自分のストーリーと照らし合わせてもらえると必ずぴったり合う箇所があると思うので、そういう部分を感じてもらえたらと思います。 |
伊藤 |
私達の歌詞は、全員で歌って背中を押せる歌詞もあれば、男女の気持ちを歌った曲もあるので、歌詞を読んでいただけたら何かしら自分に当てはまる歌詞があると思います。それを探して楽しんでいただけたら嬉しいです。 |